オートクチュール刺繍アトリエ「オ・フィル・デュ・レーヴ」

クロシェ・ド・リュネビル

クロシェ・ド・リュネビル

オートクチュール刺繍で使う道具のひとつ、クロシェ・ド・リュネビルと呼ばれる特殊なかぎ針です。

針の先端が小さく鋭利なかぎ針状になっています。
このクロシェを使って、生地の裏側からビーズやスパンコールを両手を使って刺繍をします。
最初はこのクロシェの扱いに苦労する方も多いですが、コツをつかめば普通の刺繍針でビーズ刺繍するよりも正確に効率よく作業することが可能になります。

このクロシェが生まれたのは、1800年代、フランスのリュネビルという街です。
その街の名が付けられたこの道具は、その便利さからヨーロッパのオートクチュール(高級注文服)の発展に大きく寄与してきました。
シャネルやディオールといった有名メゾンの豪華な刺繍のドレスも、このクロシェの存在があるからこそ実現できるのです。

Date:3月 23, 2013