チカンカリ刺繍と聞いて、知らない方のほうが多いのではと思う白糸刺繍の一種(チカンカリ刺繍)ですが、
生徒さんの中でも楽しかったとの声が多かったので、もう少し繊細な白糸刺繍を色々と試しています。
白糸刺繍(White work)と一言にいってもとても奥が深く、フランスに住んでいた頃アンティークの白糸刺繍が施されたものを買ったりはしていたけど、その時は調べたことはなく、調べていると色々な国でそれぞれの刺繍があったり、聞いたことはあるだけの刺繍、聞いたことないもないような刺繍があったりと、どんどん出てきて調べているだけでも楽しくなります。
アジュール刺繍、ドレスデンワーク、ドローンワーク、シュヴァルム、マデイラ(ポルトガル)、ボッテンソム(スウェーデン)などなど。国を渡って進化したりと、とても興味深い白糸刺繍の世界。
まず、アジュール刺繍、ドローンワークを試したり、針の動きの確認、模様を楽しんだりととにかく刺してみました。
糸も取り寄せて、何種類か試してみたりとひたすらちくちくと刺しゅう。
綺麗に輪郭を出すには、模様を綺麗に浮き上がらすにはと色々と変えてステッチをしてみる日々。気になる所や刺し直したいところは盛り沢山だけど、色々と試して使いたいものもたくさんできたので、これはこれでステッチのサンプルとしては終わり。
白糸刺繍ならではの雰囲気があり、個人的には好みの仕上がり。ちょこちょこと進めていたので、トータルの刺繍時間はとても長く愛着が湧きました。とにかく時間のかかる白糸刺繍。カシミール刺繡の3倍!?もっと!?かかっているかもしれません。
これからデザイン、試作、本番とまだまだ先は長いので、気長にお待ちください。途中、挫折しそうになったら白糸刺繍大好きな生徒さんに感想などお聞きするかもしれません。挫折しない様に完成しますように頑張ります。
いつもご声援をありがとうございます♡