パリのルサージュでは、縫い針を使いモールを刺繍する金刺繍を学びましたが、
今回はアリの針で刺繍しました。
(*余談ですが、ルサージュがパリの19区にお引越ししたようです。)
正直にいうと縫い針で刺繍した方が簡単です。アリ針でも全然問題ない箇所もあれば、多少苦労する箇所もあります。インドで刺繍を習った時に一番苦労したのが、最初のアリの針に慣れるところではなく、このモールを使ってヴェルミセル(パニワーク)をすること。モールの中で糸が外れてしまうと糸が拾えるところまで戻る羽目になってしまいます。。。
使う素材はというと、どちらも似ていますが、立体にする時に使う素材が異なります。
イギリスのゴールドワークに使う素材には、本物の金(2%または0.5%)が含まれているものもあり、王室、教会や軍などの装飾に使われたりと、とても貴重なものです。
インドでは、ウェディングの衣装などにも使われていたりと、モール刺繍はやはり特別な刺繍のようです。
モール刺繍を綺麗に仕上げるには、いくつかコツがいりますが、コツや感覚を掴めると糸、ビーズやスパンコールとはまた異なる素材に引き込まれる魅力があります。
課題は、このデザインではなくこれからまた新たに作る予定ですが
この作品をインスタにあげたら、生徒さんからの反応が早く、課題が出来る前からぜひやってみたいとの声を頂き、本当に嬉しい限りです。