今月の中旬、凍えるような寒さの中、関西に旅行に行って来ました。インドと真逆の天候で外にいるとガクガクと震えあがるような厳しい寒さで観光できるか心配でしたが、とても収穫の多い旅行になりました。
京都がメインだったのですが、足を延ばして一度見てみたかった白く華麗な姫路城へ。白漆喰総塗籠造の建物は、想像していたより真っ白ではありませんでしたが、修理工事の様子をビデオで見て、ただ塗り直すだけではないその壮大なプロジェクトに驚きました。
次に雰囲気が好きな神戸へ。ただ神戸はどこに行っていいのか分からず、ぷらぷらするしながら気になってチェックしていた手芸屋さん『ドヰ手芸』へ。糸の種類が多く、刺繍している人には嬉しいお店。店員さんが刺繍をしていたり、書籍も国内国外と様々な刺繍の本が揃っていましたよ。
そして、夜は23回目を迎える神戸ルミナリエのイルミネーションへ。混んではいましたが、スムーズに流れていたので、思っていたより早く見れました。
神戸に一泊して翌日は京都へ。友禅染の探していた所が見つからず、探しながら歩いていてたまたま入った所が友禅染のアトリエでした!! お仕事中にも関わらず中のお仕事場を見せてくださり、こちらでは、体験レッスンもあるようなので次回の京都では日程を合わせて、ぜひ友禅染体験したいなぁと思っています。
その後、事前予約していた今回のメイン目的の貴了庵へ。ご存知の方も多いと思いますが、フランスでも展示会をされ、オートクチュールコレクションの刺繍もされた長艸御夫妻の刺繍が展示販売されている所。
運よく、雑誌ミセス一月号にも掲載されてた、五年もの歳月がかかった総刺繍の大作のお着物を見ることも出来ました!!
とても気さくなお人柄の奥様と息子さんにもお会い出来て、貴重なお話が聞けました。一番心に残った奥様の一言が、「刺繍が趣味で良かった」という事。お仕事でも刺繍されているのに、「一人の時間が出来たら、いつまででも刺繍が出来るのから、刺繍が趣味で良かった」とお話しされていて、本当に刺繍が好きなんだなぁと感じ、とても嬉しく、刺繍をしていてよかったと改めて感じ、一生趣味としても続けていきたいなぁと思いました。
事前予約が必要で、その時々で展示内容が変わりますが、床の間に飾られている季節の刺繍画も必見です。刺繍好きの方は、京都へ行く際にはぜひ立ち寄られてみて下さいませ。
では、皆様どうぞ良い年をお迎え下さい。
いつもご声援をありがとうございます♡