レッスンで他の刺繍を習われてる方のお話を聞いたり、はまってることをお聞きしたりレッスンの度に刺激をいただいています。
そんな時、本屋さんでも見かけたことのない刺繍の本をお借りしました。アイヌ刺しゅうの本。その土地々々で受け継がれる刺しゅう、どのような模様やステッチが施されているのかなぁと興味深く本を開きました。
ステッチの名前もアイヌ語でしたが、イカラリと呼ばれるコーチングステッチ、オホと呼ばれるチェーンステッチ、フェザーステッチなど。アイヌ語での角や植物の棘の意味のキラウは、アイヌ文様に用いられ、魔よけとされています。
ステッチ以外にもルウンぺと呼ばれる棒状にした布をメインの生地に縫い留めその上から刺しゅうをしたもの、カパラミㇷ゚と呼ばれるフレームのように切り抜いた部分に別の布を重ね合わせその上から刺しゅうをしたものなどなど。
インドの刺しゅう、ミラーワークも魔よけとされています。
まだまだ知らないことの多い刺繍の世界。
ご興味のある方は、ぜひ一度手に取ってみてください。
アイヌ刺しゅう入門
著者:津田命子
発行者:株式会社 クルーズ (札幌市)