今回、ブロックプリントのアトリエと木彫り職人さんの仕事を見たいと意気込んでいましたが、実際にお会いできるかは分からず、とにかく現地で動けるだけ動こうと思っていました。
最終日に、木彫り職人さんの工房に行けました!!工房というより床にスツールを置き、地面に座って版木を彫っている現場。ホテルのドライバーさんは、どこに連れて行かれるんだろうととても半信半疑のようでしたが、見たいという一心で辿り着けたような気がします。
数日前に訪れたプリント工房で、作業環境が良くないから若い職人さんがやりたがらないというお話を聞いたので、心配していましたが、版を彫っている方の中に、若めの方達もいて少し安心しました。
ここでも版木は、値段交渉なしで言い値で譲って頂きました。ほんの少しの助けにしかならないけど、続いて欲しいという願いを込めて。代表の方にキャッシュをお渡しするとき、黙々と彫っていた職人さん達が全員、一斉にこちらを見たのが印象的でしたが。。。
そして使っている工具もとても興味深かったです。
彫金で使う道具は、日本とヨーロッパで異なり、日本は鏨を使い打ちながら彫っていき、ヨーロッパは、木のハンドルがついたイングレーバー、ビュランを使い線を描きます。そして日本の鎌倉彫などを木を彫る時の道具は、木のハンドルがついた彫刻刀、インドで版木を彫るときに使われていた道具は、鏨を木片を使って打ちながら線を描く、日本の彫金の彫り方に近い印象を受けました。
職人さんの作業を見ているのが大好きで、いつまででも見ていられますが、あんまりお邪魔も出来ないので引き上げましたが、快く見学、写真を撮られてくれた職人さん達に感謝です。
いつもご声援をありがとうございます♡