名古屋にお住まいで横浜に作品を見に来て下さり、刺繍をしている事を知っている方から、名古屋に着いた夜にちょうど刺繍の展示会をやっているとの情報を頂き、急遽翌朝早起きをして見に行って来ました。一宮市にある三岸節子記念美術館へ。
静岡へ展示会を見に行ったことはあるけど、愛知では初めて。名古屋駅からJRで尾張一宮駅。ここはモーニングでも有名だそうで、駅に『一宮モーニングマップ』が置かれていました。ここから今度はバスで20分。11月25日まで開催されているのが”絵を描く糸刺繍美術展”。展示会場は、写真撮影禁止だったので入り口だけ。
展示内容は、江戸時代の小袖から明治の刺繍絵画、戦前の刺繍教育、現代染織までと刺繍が時代ごとに見られます。特に明治時代の刺繍絵画の動物の表情、毛並み、陰影、濃淡とシルクのとても細い糸で見事に表現されていました。右側からと左側からと見る方向を変えると濃淡ががらりと変わるのも面白い。他にも生地の横地と平行に重ならない様に、かつ隙間があかない様に刺繍された一枚の布のように見える作品など。大正時代の縫方種類 百二十種は、開かれたページしか見られませんでしたが、他のページにどんなステッチがされているかとても気になりました。
帰りに美術館に置いてあったパンフレットで面白そうな所があったので寄ってみました。繊維の街、尾張一宮にある1933年築のレトロなビルRe-TAiL中には、素材店や洋服リフォーム店、印刷工場、ジュエリーアトリエなど色々なお店が入っていました。1FにあるRRR Material Projectには、可愛いツイード、糸などが置いてありました。
別件で名古屋に行ったのに、訪問先で刺繍も材料も見られなんだかとても得した気分になりました。
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