リュネヴィル刺繍とアリ刺繍

インドに来て、そろそろ1ヵ月。無事に外国人登録も済み、航空便に荷物も届きました。インドは日本からの引っ越しの航空便の荷物を、荷物が届いてから空港まで行って手続きが必要!!午前に面接をして、午後にX線チェックなどお昼を挟んで手続きがとってもゆっくり．．．船便は船便でまた別の所に行って手続きが必要。船便は貴重な食料品の賞味期限があったので2便に分けて送ったのですが、この手続きを考えると1便だけの方が良かったかなぁ．．．フランスなどはそんな手続きもなく直接お家まで届けてくれるのに～。

お家探しは、40件近く見て消去法で一軒に決めて先々週に不動産屋さんにここにしますと伝えたのですが、まだ契約などの手続きが進まずホテル暮らし。あと1ヵ月はホテルのお世話になのかなぁ？無事にお家が決まってくれるといいのですが☆☆☆

お家の手続きがゆっくりで引っ越しもいつになるのか分からないので先に刺繍を始めました!!日本でアリ刺繍の針買って試そうと思ったのに試さないままインドに到着。

アリ刺繍を終わった初日の感想は難しい．．．リュネビル刺繍の癖で手が動いてしまい、回転のタイミングを合わせるのが大変でした。しかもアル刺繍用の針は細く、糸は太く蠟引きもしていない。この細い針にこの太い糸．．．でも横では職人さんがさくさくっとyoutubeで見たのと同じくらいの驚異の速さでサリー用のブラウスを刺繍しています。凄い．．．針の動くリズムが見ていてとても気持ちいい!!

コツは？と聞くと練習!!3日間はアリ刺繍の針になれる為ひたすら糸で練習との事。エアコンがなく天井のファンが勢いよく回ってる下で黙々と刺繍。リュネビルで1分の所がアリで30分。気が遠くなりそう．．．前に生徒さんにリュネビル刺繍に慣れるまでどの位かかりましたと聞かれた時、始めは確かに大変だった記憶があるけどどの位と聞かれると全く記憶がない．．．こんな感じだったのかなぁ？

ホテルで練習したいけど、練習用の枠がないので学校のみ。大きな枠に何人分もの生地が張られているので持ち帰りは不可能．．．2時間練習した後、始め方を終わり方を聞いたらリュネビル刺繍とは全く異なる。こんな止め方をするんだと感心。始め方もとてもシンプル。

手前がアリワークの針、奥がリュネビルの針。糸はアリワーク用。

2日目も苦戦するかなぁと思ったら少しだけ慣れてきました。それでもかなりゆっくり．．．2日目は、ほぼ放置状態で練習していると、出来ているからと金糸に糸を替えて練習。この金糸も太くて硬い．．．でも、普通の糸より金糸の方がふさふさしていないので慣れるとさし易かったです。2日目の帰る時に、明日は練習じゃなくて課題に入りましょうと言われ急に心配に．．．

サンプルを綺麗にさして額装して飾ろうかなぁと思っていたけど、布地の色もカラフルで糸も原色などでこれまた鮮やか．．．図案もない。素直に額装は諦めました。インド色たっぷりなのが出来そうです。

職人さんは出来てるね、早いねと褒めてくれるけど、びっくりする程の遅さでアリ刺繍の針ではなくリュネビルの針でさしたい誘惑に襲われます。2時間でぐったり。

今の気温は、30℃後半でこれからどんどん暑くなり45℃超えると聞いているので、エアコンなしで耐えられるかもかなり心配。ある意味本当に修行になりそう．．．他の生徒さんとは一緒にならなくて、一人でもくもくと刺繍しています。横では職人さんがサリー用のブラウスの刺繍をしていて、気が付くと新しいのに取り掛かっていて色々な刺繍が見られて楽しいです。